セレモニースタッフの7つの仕事内容とは?通夜・葬儀を支える役割を紹介
セレモニースタッフ
公開日:2024.05.07
セレモニースタッフを目指すうえで仕事内容の理解は必要不可欠です。ただ、具体的に「どのような仕事があるのだろう」と疑問を抱く方も少なくありません。そこで本記事では、セレモニースタッフの主な仕事内容について解説します。
セレモニースタッフとはなにか
セレモニースタッフとは、通夜や葬儀などの式がスムーズに進むようサポートする役割のことです。
企業によってセレモニースタッフの扱いは異なります。セレモニースタッフを正社員として扱うこともあれば、葬儀担当者とは別にパートとして採用する場合もあります。
セレモニースタッフを目指す場合、しっかりと業務内容を確認することが大切です。本記事では、セレモニースタッフの一般的な仕事内容を紹介します。
企業によってセレモニースタッフの扱いは異なります。セレモニースタッフを正社員として扱うこともあれば、葬儀担当者とは別にパートとして採用する場合もあります。
セレモニースタッフを目指す場合、しっかりと業務内容を確認することが大切です。本記事では、セレモニースタッフの一般的な仕事内容を紹介します。
セレモニースタッフの主な仕事内容
セレモニースタッフの主な仕事内容は以下の7つです。
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病院への故人のお迎え・移送・安置
セレモニースタッフの仕事として以下の2つがあります。
遺族から葬儀会社の窓口に直接「亡くなりました」という連絡が入ることもあるでしょう。この場合、担当者が遺体の運搬許可を得た車に乗り、故人のお迎えに伺います。
病院で遺族と対面したら、故人の移送先を決めなければなりません。通常は故人の自宅や葬儀式場の安置室、安置専門の施設、寺院などの宗教施設に移送することが一般的です。また、移送に際して発生する料金や今後の手続きなど、遺族に伝える事項がある場合には事前に説明を行う必要があります。
遺族が宗教者に連絡を取っている間、セレモニースタッフはドライアイスや保冷庫などを利用して遺体を保護します。北枕もしくは西枕になるようにして、胸元で合掌した手に数珠を持たせ、守り刀を置いたうえで枕飾りを行います。
宗派に合わせた神棚封じや仏壇への対応などに関して遺族に説明することも、セレモニースタッフの仕事です。
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病院へ故人のお迎えに伺う
入院していた患者が死亡した場合、まずは院内の霊安室に安置することが一般的です。ただ、霊安室に安置できる時間は限られているため、速やかに自宅もしくは遺体安置所などへ移送する必要があります。遺族から葬儀会社の窓口に直接「亡くなりました」という連絡が入ることもあるでしょう。この場合、担当者が遺体の運搬許可を得た車に乗り、故人のお迎えに伺います。
病院で遺族と対面したら、故人の移送先を決めなければなりません。通常は故人の自宅や葬儀式場の安置室、安置専門の施設、寺院などの宗教施設に移送することが一般的です。また、移送に際して発生する料金や今後の手続きなど、遺族に伝える事項がある場合には事前に説明を行う必要があります。
故人の安置を行う
故人の安置を行うこともセレモニースタッフの仕事の1つです。遺族と付き合いのある宗教者(菩提寺など)があるか伺い、連絡を取ってもらうことが一般的です。遺族が宗教者に連絡を取っている間、セレモニースタッフはドライアイスや保冷庫などを利用して遺体を保護します。北枕もしくは西枕になるようにして、胸元で合掌した手に数珠を持たせ、守り刀を置いたうえで枕飾りを行います。
宗派に合わせた神棚封じや仏壇への対応などに関して遺族に説明することも、セレモニースタッフの仕事です。
葬儀内容の打ち合わせ
葬儀内容の打ち合わせでは、火葬場の予約を取ったうえで通夜や葬儀の日程を決めます。通夜や葬儀の日程が決まったら、遺族の予算や希望に応じて見積書を作成し、親族や参列者、葬儀を手伝う方(自治会や町内会、会社関係者など)の人数を把握します。
遺影に用いる写真や棺に入れたいものなどを準備し、食事は供花・供物の注文数を把握する必要もあるでしょう。場合によっては、今後の流れや遺族に手伝って頂きたい内容などを説明します。
遺影に用いる写真や棺に入れたいものなどを準備し、食事は供花・供物の注文数を把握する必要もあるでしょう。場合によっては、今後の流れや遺族に手伝って頂きたい内容などを説明します。
通夜・葬儀で使用する式場の準備
通夜や葬儀で使用する式場の準備も、セレモニースタッフの仕事です。親族や参列者の人数に応じて式場内の椅子を準備し、宗派に応じた祭壇や玉串奉奠、お供えなどを用意します。
受付の準備もセレモニースタッフが行ないますが、企業によっては正社員とパートで役割を分担します。
受付の準備もセレモニースタッフが行ないますが、企業によっては正社員とパートで役割を分担します。
親族・遺族が使用する控室・法要室の準備
セレモニースタッフは、冷暖房の温度は適切か、室内にゴミなどが落ちていないかなどを確認します。また、冷蔵庫がある場合には中身もチェックしましょう。
地域によっては火葬場から帰ったあとに初七日法要や十日祭を実施する場合もあるため、宗派に応じて法要を行う部屋を準備します。控室の設備に関しては、葬儀式場によりさまざまなため対応も企業ごとに異なることが一般的です。
上記の点も、企業によっては正社員とパートで役割を分担します。
地域によっては火葬場から帰ったあとに初七日法要や十日祭を実施する場合もあるため、宗派に応じて法要を行う部屋を準備します。控室の設備に関しては、葬儀式場によりさまざまなため対応も企業ごとに異なることが一般的です。
上記の点も、企業によっては正社員とパートで役割を分担します。
通夜・葬儀の進行手伝い
セレモニースタッフは通夜や葬儀の進行を手伝うこともあります。
司会進行は、一般的には正社員が行い、パートやアルバイト、派遣などのスタッフが担当することはほとんどありません。企業によっては司会専門のスタッフを外注することもあります。
通夜での主な役割
通夜での主な役割は以下の3つです。- ●焼香案内
- ●宗教者が座る椅子の補助など
- ●通夜式後の親族・参列者の誘導
葬儀での主な役割
セレモニースタッフの葬儀での主な役割は以下の4つです。- ●焼香案内
- ●宗教者が座る椅子の補助など
- ●棺への花入れなど、出棺前の最後のお別れ
- ●出棺までの親族・参列者の誘導
司会進行
最初に宗教者と式の流れに関する打ち合わせを行い、次に弔電や来賓の有無、焼香の順番などを確認します。状況に応じてナレーションを入れるなど、オリジナルの演出が求められる可能性もあります。司会進行は、一般的には正社員が行い、パートやアルバイト、派遣などのスタッフが担当することはほとんどありません。企業によっては司会専門のスタッフを外注することもあります。
遺族・親族・参列者・宗教者への接客業務
遺族や親族、参列者、宗教者への接客も、セレモニースタッフの大事な業務の1つです。遺族や親族に対しては通夜から葬儀、出棺までの流れを説明し、控室の使用方法を案内するなど、困らないようにフォローを行ないます。
受付に一般の方が手伝いに入るようであれば、業務の説明および補助を行います。また、必要に応じて親族や参列者、宗教者へのお茶出しなども担当します。
その他、精進落としなどの食事での接客や、火葬場への付き添いなどもセレモニースタッフの仕事の1つです。
受付に一般の方が手伝いに入るようであれば、業務の説明および補助を行います。また、必要に応じて親族や参列者、宗教者へのお茶出しなども担当します。
その他、精進落としなどの食事での接客や、火葬場への付き添いなどもセレモニースタッフの仕事の1つです。
葬儀式場での清掃業務
葬儀式場での清掃業務とは、主に次のようなものです。
- ●葬儀式場や祭壇の清掃
- ●葬儀式場内の控え室やトイレ、ホールなどの清掃
- ●葬儀式場の外回りの清掃
専門技術を持つスタッフが主に行う業務
専門技術を持つスタッフが主に行う業務として、以下のものが挙げられます。
納棺だけであればセレモニースタッフが対応することもありますが、湯灌に関しては専門技術を学んだスタッフが担当する傾向にあります。場合によってはエンバーミング(遺体を長期保存する技法)を手伝う場面もあるでしょう。
写真撮影はプロのカメラマンに外注することが一般的です。花祭壇の作成は、生花の技術を学んだスタッフが行なうことも珍しくありません。
着付けはセレモニースタッフが対応する場合と、専門家に頼む場合の2通りがあります。火葬場への移送も、セレモニースタッフが付き添う場合と専門のスタッフが対応する場合があるでしょう。
精進落としなどの調理は調理スタッフが行ないますが、仕出し屋に外注することが一般的です。
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写真撮影はプロのカメラマンに外注することが一般的です。花祭壇の作成は、生花の技術を学んだスタッフが行なうことも珍しくありません。
着付けはセレモニースタッフが対応する場合と、専門家に頼む場合の2通りがあります。火葬場への移送も、セレモニースタッフが付き添う場合と専門のスタッフが対応する場合があるでしょう。
精進落としなどの調理は調理スタッフが行ないますが、仕出し屋に外注することが一般的です。
セレモニースタッフの仕事内容を知り働こう
セレモニースタッフにはさまざまな仕事があります。本記事で紹介したように、働く企業によって業務内容は大きく異なるでしょう。自分に合った仕事に就くためには、しっかりと転職先を見極めなければなりません。
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