動物葬祭ディレクターの仕事

動物葬祭ディレクター
日本では現在1600万頭の犬や猫が飼育されており、ペットの葬儀サービス需要は近年さらに高まっている職種です。葬儀を行う際には、飼い主様に寄り添いながら専門性を持って葬儀を作り上げることが求められます。 動物葬祭ディレクター(一般社団法人日本動物葬儀霊園協会による認定)という資格制度もあります。動物葬祭業界・葬祭サービスにおける一定以上の知識・技能レベルを有していることを認めるものです。2級には特別な受験資格はありませんが、1級は3年以上の実務経験が必要です。

具体的な業務内容

  • ・ペットの遺体搬送、安置場所の手配
  • ・飼い主へのご相談対応、葬儀のお見積もり作成
  • ・日程の調整、火葬の手配
  • ・会場設営の指示、必要資材の調達
  • ・生花の手配、遺影写真の手配
  • ・お葬式の司会進行
  • ・霊柩車でご出棺の対応
  • ・火葬の対応
  • など、勤務先による違いはありますが、その仕事内容は多岐にわたっています。 動物葬祭の全般的な知識や火葬に関する知識のほか、動物葬儀霊園管理、ペットロスを重くする要因や乗り越え方に関する知識なども学びます。また様々な宗教の方がペット葬を利用しますので、様々な宗教の考えを知っておくことも大切です。大切な家族を亡くされた飼い主様を支えることも、重要なお仕事の一つとなります。 また、ペットのための共同墓地や仏壇、その他供養のためのグッズも幅広くあります。そういった知識を活かし、飼い主様へ寄り添ったサービスの提供が求められます。

    仕事のやりがい

    葬祭業界・葬祭サービスでは、葬儀のご依頼後は、葬儀の実施までの短い期間に、24時間体制でスピーディーな対応・葬儀までの準備を行うことが必要になります。一方では、常に飼い主様の悲しみに寄り添う必要があり、精神的な強さも求められます。大切な家族、時にはわが子同然のペットを失った飼い主様が安心して葬儀を行うことを献身的に支えるなかで、飼い主様から感謝の言葉をいただき、仕事を通じて大変感謝されることも多いです。ご依頼後から葬儀までを経て、無事にお見送りできたとき、達成感とやりがいを感じられます。

    また、動物葬祭ディレクターの仕事は、スタッフが手分けして行う「チームプレー」です。良い仲間にサポートしてもらい、丁寧に業務を進めていく必要があります。この仲間との出会い、良い仲間との仕事ができたときは、やりがいを感じられます。近年では、認定資格の取得による業界内でのキャリアアップも可能です。



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